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ケーキ店のMEO対策|Googleマップ集客で選ばれる5つの整備と口コミの読み方

ケーキ店のMEO対策|Googleマップ集客で選ばれる5つの整備と口コミの読み方

ケーキ店のMEO対策、つまりGoogleマップで見つけてもらうための整備は、代行業者に頼む前に自分でできることが8割だと考えています。しかも、そのほとんどが無料です。

私たちはケーキ店専用 店頭受取予約+AI販促プラットフォーム「いつでもケーキ」を運営していて、MEOの代行サービスは売っていません。だから「まずここまでは自分でやってみてください」と書けます。そのつもりで読んでいただければと思います。

この記事で一番お伝えしたいのは、後半の「口コミは返信するものであると同時に、読むもの」という話です。導入店の口コミを1店ずつ読み込む作業を続けるうちに、多くの店で「店が力を入れている商品」と「お客様が褒めている商品」がズレていると気づきました。

この記事でわかること
・なぜケーキ店にとって地図アプリが決定的なのか
・お金をかけずに先に整える5項目
・口コミの頻出ワードから「本当の看板商品」を見つける方法
・口コミ返信の型と、低い評価への向き合い方
・地図で見つけてもらった後、取りこぼさないための導線

結論|MEOは順番どおりにやれば、個人店でも勝てる

MEOはMap Engine Optimizationの略で、GoogleマップやGoogle検索の地図枠で自分の店を見つけてもらうための整備のことです。Web検索の順位を上げるSEOが全国のポータルサイトや大手メディアとの勝負になるのに対して、地図の勝負は近所の数店舗との勝負です。ここは個人店でも十分に一番を取れる場所だと考えています。ただ、順番を間違えると効きません。

MEO整備の順番
1. 情報の正確さ 営業時間・臨時休業・電話番号・住所
2. 写真 外観・店内・ショーケース・商品
3. 商品メニューの登録 名前・価格・号数まで
4. 口コミ 返信する。そして読む
5. 受け皿 見つけた人が、その場で注文できる出口を作る

多くの解説記事は1から4までで終わります。けれど現場で一番もったいないのは、5が抜けたまま1から4を頑張っている状態です。上位に出るようになったのに、そこから先が電話しかない。夜に見つけた人は、翌朝まで待つか、別の店に行くかのどちらかになります。

なぜケーキ店にとって地図アプリが決定的なのか

検索している人は、もう「買う」と決めている

「近くのケーキ店」「〇〇駅 誕生日ケーキ」と地図アプリで調べている人は、すでに買うつもりで動いています。迷っているのは「買うかどうか」ではなく「どの店に行くか」だけです。ここで選ばれるかどうかは、そのまま今日の売上になります。

そして選ばれる決め手は、味でも技術でもありません。画面の上では味は伝わらないからです。決めているのは安心感だと思っています。営業時間が今日の分まで正しいか。写真が今の店の様子か。口コミに店から返事があるか。この3つが揃っていない店は、同じ距離ならもう一方が選ばれます。

商圏は狭い。だからこそ地図が効く

ケーキ店の商圏は、おおむね3つの層に分かれます。この層ごとに、来店の理由も、地図で探される言葉も変わります。

ケーキ店の商圏3層と、地図で探される言葉
移動手段 来店の理由 探されやすい言葉
半径500m 徒歩 日常使い・自分用 近くのケーキ店 / 洋菓子店
半径1km 自転車 誕生日・手土産 地名+誕生日ケーキ
半径3km ハレの日・贈答 地名+商品名 / ホールケーキ 予約

見落とされやすいのが3層目です。車で来るお客様は、単価の高いホールケーキやギフトを買います。そしてこの層は、店の前を通ったことがありません。地図アプリの中でしか出会えないお客様です。

私は前職で新聞販売店を15年やっていました。あの商売も商圏がはっきり決まっていて、そのエリアの中で選ばれるかどうかがすべてでした。当時は看板と折込チラシと配達員の顔で「地域で知られている」を作っていました。同じことが、いまは地図アプリの中で起きているだけだと思っています。

お金をかけずに先に整える5項目

Googleビジネスプロフィールの管理画面から、すべて無料でできます。ここを埋めきらないうちに代行を検討する必要はないと考えています。

1. 営業時間は「特別営業日」まで入れる

通常の営業時間は多くの店が入れています。抜けやすいのは祝日・年末年始・臨時休業・催事出店で店を閉める日です。ケーキ店の場合、クリスマスと年末は営業時間の欄が一年で最も見られる時期になります。ここが「営業時間は変更される場合があります」のままだと、確認の電話が増えます。

12月24日と25日、年末年始の営業時間は、11月のうちに入れておくことをおすすめします。「クリスマスは何時まで受け取れますか」という電話が、目に見えて減ります。

2. 写真は「今日の店」がわかるものを

お客様が見ているのは、きれいな写真ではなく「行ってみて、想像とズレないか」です。次の4種類を揃えると、そのズレがなくなります。

・外観 昼と夕方の2枚。目印になる建物や看板が入っていると迷わない
・店内 入口から見た景色。イートインがあるならその席
・ショーケース これが一番見られます。品揃えの雰囲気が一枚で伝わる
・商品単体 ホールケーキは、号数がわかるように手や皿と一緒に

ホールケーキの写真は、大きさが伝わることが大事です。号数だけ書かれてもピンとこない方は多く、「4号は何センチで何人分か」を調べてから注文する方が非常に多いのが実際です(この点はケーキのサイズ早見表にまとめています)。写真でそれが伝われば、調べる手間ごと省けます。

3. 商品メニューは価格と号数まで登録する

Googleビジネスプロフィールには商品を登録する欄があります。ここが空白の店がとても多いのですが、「その商品名で探している人」に見つけてもらう入口になります。モンブラン、タルト、シュークリーム、ホールケーキ。地名と商品名の組み合わせで探す人は、想像よりずっと多いです。

登録するときは「ホールケーキ」で止めず、「デコレーションケーキ 4号 3,800円」のように号数と価格まで入れます。価格を出すと比較されるのが怖い、という声も聞きますが、価格が書いていないほうが問い合わせの電話になり、その電話に時間を取られます。

4. 投稿は「予約が始まりました」だけでいい

投稿機能は毎日更新する必要はありません。季節商品の発売と、予約の開始・締切。この2つだけで十分です。母の日、父の日、クリスマス、バレンタイン。予約が動く時期の前に1本ずつ出しておけば、地図から来た人がその場で行動できます。

5. カテゴリと属性を見直す

主カテゴリが「洋菓子店」なのか「ケーキ店」なのか「パティスリー」なのかで、拾われる検索が変わります。あわせて「テイクアウト」「予約可」「イートイン」などの属性も設定しておきます。ここは一度設定すれば終わりですが、設定されていない店が意外に多い項目です。

口コミは「返信する」だけでなく「読む」もの

ここからが、この記事で一番お伝えしたいところです。

口コミについての解説は世の中にたくさんありますが、そのほとんどが「返信しましょう」「星を増やしましょう」という話で終わります。私たちが実務で価値があると感じているのは、その手前の「読む」ほうです。

なぜ私たちが口コミを1件ずつ数えているのか

導入店の予約ページを作るとき、私たちはその店の口コミを直近100件ほど読み込んで、出てくる商品名を数える作業をしています。理由は単純で、その店の「本当の看板商品」を知らないと、予約ページのどの商品を上に置けばいいか決められないからです。

Googleマップには、多くの人が言及した言葉が自動で並ぶ機能があります。口コミ一覧の上に、商品名や「接客」「雰囲気」といったボタンが出ているのを見たことがあると思います。あれは、そのままお客様が自分の言葉で書いた、お店の要約です。

わかったこと|看板商品と、褒められている商品は、しばしばズレる

この作業を店ごとに続けてみて、はっきりした傾向がありました。

一致していた店 店内に「シュークリームが人気です」と掲示していたある店は、口コミの頻出ワードでもシュークリームが2位以下を大きく引き離していました。店の認識とお客様の認識がぴったり重なっている状態です。
ズレていた店(その1) デコレーションケーキに最も力を入れているある店では、口コミの上位に来たのは焼き菓子と喫茶メニューでした。
ズレていた店(その2) 予約限定の看板商品を持つある店では、口コミが集まっていたのは季節のモンブランのほうでした。

誤解のないように書いておくと、ズレていることは悪いことではありません。むしろ、ズレているところに、店がまだ言葉にできていない強みが埋まっていることが多いと感じています。作り手として一番手をかけている商品と、お客様が誰かに話したくなる商品が違うのは、当たり前に起こることです。

問題は、そのズレに気づかないまま、看板商品だけを写真の一番上に置き、投稿でも看板商品だけを紹介してしまうことです。お客様がその店に来る理由と、店が発信している内容がすれ違ったままになります。

自分の店でやる方法(30分)

手順1 自分の店のGoogleマップのページを開き、口コミを新しい順に100件ほど読みます。管理画面ではなく、お客様が見る画面で読むのがコツです。
手順2 出てきた商品名を紙に書き出し、正の字で数えます。「接客」「駐車場」「並んだ」などの言葉も一緒に数えます。
手順3 上位5つを、写真の並び順・商品メニューの登録順・予約ページの表示順に反映します。

ツールも費用もいりません。年に1回、できれば半年に1回やると、季節商品の評価の変化まで見えてきます。この整理は、地図の見え方だけでなく、「他店とどこが違う店なのか」を決める作業そのものでもあります。

口コミ返信の型|3つのパターンで考える

返信は全部にするのが理想ですが、毎日は難しいと思います。週に一度、まとめて15分で十分です。中身は3パターンに分けて考えると、迷う時間がなくなります。

パターン1|商品名が入っている高評価

これが一番大事な返信です。返信の本文にも、その商品名を必ず入れます。「モンブランをお選びいただきありがとうございます」のように書くだけで、その言葉がその店のページに一つ増えます。積み重なると、地名と商品名で探している人に届きやすくなります。

パターン2|星だけ、または「美味しかった」だけ

短くて構いません。ここに時間をかける必要はないと考えています。定型文で問題ありませんが、季節の一言(「暑い中お越しいただき」など)を一文足すだけで、機械的な印象はなくなります。

パターン3|低い評価

ここで覚えておきたいのは、その返信を読んでいるのは投稿した本人ではなく、これから来ようとしている人だということです。だから目的は、投稿者を説得することではありません。

・反論しない。事実の誤りがあっても、訂正は最小限に
・言い訳を並べない。忙しかった、人手が足りなかった、は書かない
・何をどう変えるかを一文で書く
・最後に、また来ていただける余地を残す一言で締める

そしてもう一つ。予約や受け取りに関する低評価は、返信ではなく仕組みで直すべきものです。「電話が何度もつながらなかった」「取り置きの話が伝わっていなかった」という内容が繰り返し出てくるなら、それは接客の問題ではなく、受け方の設計の問題です。同じ内容の口コミが3件続いたら、返信を工夫するより先に受け方を変えたほうが早いと思っています(電話予約で起きがちなことは別記事にまとめました)。

見つけてもらった後の落とし穴|電話しか出口がない状態

ここまでの整備がうまくいくと、地図の中で見つけてもらえるようになります。そこで最後の関門が来ます。見つけた人は、次に何をするか。

Googleマップの店舗ページで一番押しやすいのは電話ボタンです。だから多くの方が電話をかけます。ところが、地図アプリで店を探している時間帯は、必ずしも営業時間内ではありません。

私たちの導入店で実際に起きていること
・Web予約の約51%が営業時間外に入っています
・通常期の予約の約90%が誕生日のお祝い目的です
・営業時間外に生まれた売上は、1店舗あたり年間71万〜126万円でした

誕生日のケーキを思い立つのは、たいてい夜です。仕事が終わって、子どもを寝かしつけて、来週の予定を思い出したときに検索します。その瞬間に電話しか出口がないと、そのお客様は翌朝まで待つか、そのまま忘れるか、電話のいらない店に流れます。MEOで上位に出るほど、この取りこぼしは大きくなります。

Googleビジネスプロフィールには、電話ボタンのほかにウェブサイトや予約のリンクを置く欄があります。ここに予約ページをつないでおけば、地図から予約までが一直線になります。整備そのものは5分で終わります。

以前お話ししたあるオーナーは、ホームページを持たず、Instagramと公式LINEとGoogleマップだけで集客していました。フォロワーも多く、地域での知名度も十分にある。それなのに注文は電話と店頭のアナログ対応のままで、やり取りに時間を取られていました。集客の器はすでにできていて、足りないのは注文を受ける蛇口だけだったわけです。実際、ホームページがなくてもWeb予約だけを足すことはできます(ホームページを作らずにWeb予約を始めた店の事例)。

今日から30分でできる順番

全部を一度にやる必要はありません。上から順に、できるところまでで大丈夫です。

MEOチェックリスト
☐ 営業時間に、祝日と年末年始と臨時休業を入れた
☐ 外観・店内・ショーケース・商品の写真が最低1枚ずつある
☐ ホールケーキの写真から、大きさが想像できる
☐ 商品メニューを、価格と号数まで登録した
☐ 主カテゴリと「テイクアウト」「予約可」の属性を確認した
☐ 直近の口コミに返信した(商品名は本文に入れた)
☐ 口コミ100件を読み、出てくる商品名を数えた
☐ 数えた上位5つを、写真とメニューの並び順に反映した
☐ 予約リンクの欄に、注文できるページをつないだ

この中で一番効くのは、最後の1行だと考えています。上の8行は「見つけてもらう」ための整備で、最後の1行だけが「受け取る」ための整備だからです。集客の話は、どうしても前半に集中しがちですが、集客施策を一通り整理した記事でも触れたとおり、受け皿のないところに人を集めても手応えは出ません。

よくある質問

Q. MEO対策は業者に頼まないとできませんか?

この記事に書いた5項目は、すべてGoogleビジネスプロフィールの管理画面から無料で設定できます。まずはご自身で埋めきってみることをおすすめします。そのうえで、地域に競合が多く順位が動かない、口コミの管理が手に負えない、といった状況になってから外部に相談しても遅くありません。整備が空白のまま代行を頼んでも、結局は同じ作業を代わりにやってもらうだけになります。

Q. Googleマップの口コミには全部返信したほうがいいですか?

できれば全部が理想ですが、毎日でなくて構いません。週に一度15分でまとめて返す運用で十分です。商品名が書かれている口コミは、返信の本文にもその商品名を入れて丁寧に返し、星だけの口コミは短い定型文で返す、というように差をつけると負担が減ります。

Q. 低い評価の口コミがついたとき、どう対応すればいいですか?

その返信を読んでいるのは投稿した本人ではなく、これから来店を検討している人です。反論や言い訳は書かず、何をどう変えるかを一文で示し、また来ていただける余地を残す一言で締めるのが基本の型です。事実と異なる内容でも、訂正は最小限にとどめたほうが読み手の印象は良くなります。なお、予約や受け取りに関する同じ内容の低評価が続く場合は、返信の工夫ではなく受け方の仕組みを変えるほうが早く解決します。

Q. Googleマップから予約につなげることはできますか?

できます。Googleビジネスプロフィールにはウェブサイトや予約のリンクを設定する欄があり、ここに注文ページのURLを登録しておけば、地図で店を見つけた人がそのまま予約に進めます。設定は5分ほどで終わります。地図アプリで探している人は営業時間外に動いていることが多く、電話ボタンしか出口がない状態は取りこぼしにつながります。

Q. 写真は何枚くらい載せればいいですか?

枚数よりも種類です。外観・店内・ショーケース・商品単体の4種類が最低1枚ずつ揃っていれば、来店前の不安はほぼ解消されます。そのうえで季節商品を出すたびに1枚ずつ足していくのが続けやすい形です。ホールケーキの写真は、号数だけでは大きさが伝わらないため、皿や箱と一緒に写して大きさが想像できるようにしておくと、サイズの問い合わせが減ります。

最後に|地図で見つけた人を、そのまま迎えられる状態に

MEOの整備そのものは、地味で、無料で、誰でもできます。難しいのは続けることと、見つけてもらった後をどうするかを決めることだけです。

私たちがケーキ店専用 店頭受取予約+AI販促プラットフォーム「いつでもケーキ」を初期費用0円・月額固定費0円にして、注文代金の5.5%と決済手数料3.6%だけをいただく形にしているのは、予約が入らなかった月の固定費をお店に負担させたくないからです。売れなければ私たちも稼げません。だからこそ、売れるための機能を全力で作るしかない。同じ船に乗るための設計として、この料金の形を選んでいます。

地図の整備は今日から自分でできます。そのうえで「見つけた人が、その場で注文できる出口」が必要になったときに、思い出していただければうれしいです。

ケーキ店専用 店頭受取予約+AI販促プラットフォーム「いつでもケーキ」

初期費用0円・月額0円。実際にケーキ店と一緒に開発した、現場から生まれたシステムです。登録や初期設定はこちらで代行できます。

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